摘果後の梨が少しずつ成長している5月の末に石橋梨園（船橋市丸山5-38-1）では緑枝（りょくし）管理の作業が始まっていました！緑枝管理とは新しく伸びてきた枝を上にあげたり、下に下げたり、横に伸ばしたり、切り落としたり。今年の梨の成長や来年以降のことも考えて整理していく作業です。

作業をしていると蚊が寄ってきました＞＜
「安全性を考えて蚊も死なない農薬を使ってるんですよ」と石橋さんは苦笑い。蚊と戦いながら上を見ての作業は大変そうです。

石橋さんは次々枝を整理していきますが、いろいろな縛り方があるようです。「ここはトラニシバル」と耳慣れない言葉が。「虎を縛る？」、「トラですよ。トライアングルのトラ」。△に紐をかけて縛ることなのですね。

ウェストベルトの小さなバックに秘密兵器がありました。小さな穴から紐がするする。効率の良い作業のための道具は私たちには新鮮でした。

石橋梨園ではあえて草をはやしたままにして土にすきこみ、より良い土壌にしているそうです。以前は馬糞なども肥料に使っていたそうですが、農地の多かった周辺が急速に住宅地に変貌したこの地域ならではのご苦労もあるようです。「地域住民の方の理解も得ながら、これからも梨を作り続けていきたい」と石橋さん。梨の販売時期になると、毎年こちらの直売所では開店前から順番待ちができるほどの行列がてきるそうです＾＾
今年の「船橋のなし」も、楽しみですね！

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