幸水など、気温が高くなり成長が早まる

大穴にある「大長園」で、幸水他、梨が順調に大きさを増しています。4月から5月にかけての天候不順を受けて、成長が少し遅れていましたが、夏の暑さを受けて成長が早まってきました。

    

上の写真は最近の品種、かおり。
肌が繊細で傷つきやすいため、6月下旬に袋をかけて傷を防止しながら育てます。

梨は日光にたっぷりと当てて、健康な土で育てることが基本。
樹間をしっかり取って育てます。

園主・齋藤将博さんは「豚ふん堆肥を使っていたが、土に力を付けるために競走馬の馬ふん堆肥に切り替えました。植物性有機物が多くて土壌改良に最適です。ドーピング検査も厳しいので抗生物質の使用についても安心できます」とこだわりを話します。
今年は雨が少ないので水やり作業が追加になりそうです。

出荷・店頭販売まであと1か月程度。緊張感をもって梨の出来栄えをチェックする齋藤さん。

同園の直売店では、夏野菜のトマトやとうもろこしが間もなく終了し、季節閉店します。
梨の収穫を待って、8月初旬に再び開店するそうです。

6月下旬、3日間かけて、かおりの繊細な皮を守るための袋掛け作業をしました。「園主を父親から引き継いで2年。直売でお客さんと接すると、おいしいと言っていただけることもあり嬉しい」と話す齋藤さん。
この夏は直売店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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