船芳園で摘果作業始まる

4月に受粉作業をし、花が終わった5月には梨の実が青梅のような緑色の実に育ち始めています!船橋の梨園では2センチくらいに育った実を間引く摘果(てきか)作業が始まっています。

船芳園(船橋市二和東2-6-1)の加納芳光さんは広い梨畑の摘果作業を家族4人で行っています。「どの実を残すかの判断は難しいんです」と加納さん。紫外線から目を守るUVサングラスは必須アイテムだそうです。

梨の花は1つの実叢(かそう)に4~7位咲きますがその花の元が実になりますが、品質の良い梨の実を栽培するために傷がなく形の良いものを残します。

摘果直後の梨の木の下には摘果された実や枝葉がたくさん落ちています。加納さんは「摘果しながら枝の伸び具合や来年の枝になる新梢を整えたりしています」と話してくれました。小さな梨の実は残念ながら食べられないそうです。

摘果作業には専門のハサミを使うそうです。梨農家さんは作業ごとに専門のハサミを使いこなしています。

まだ小さな実ですが、果肉に梨らしさがありますね。

小さな梨の子どもたちです。どれがどの品種かわかりますか? 写真の右から幸水、豊水、秋月、新高、かおりです。すでに表面がつるつるしていたり、ざらざらしていたりと特徴出ているのは驚きでした。

船芳園では、摘果作業は今月中には終わりますが、今年収穫する実のことだけでなく合間を見ながら剪定した枝の切り口の養生、枝の配置や来年以降のことも頭に置きつつ手入れは続いていくそうです。「今年の梨の成長は例年並みで順調です。収穫は幸水が8月に入ってからになる予定です」と加納さんは話してくれました。ジューシーで甘くさわやかな梨の収穫が楽しみですね!

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